no kidding?

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 神の小さな庭で
日野啓三氏の 最新短篇集 「落葉 神の小さな庭で」
が発売になって、だいじに読んでいるのですけども、
後半 やはり どうにもこらえきれず じわじわ涙こみあげます。


このかたは現在70歳を過ぎていらっしゃって、
過去には 戦地で取材を続け、のちに純文学の作品を発表するようになった作家で、
ここ10年で 幾つもの大病をわずらい、
それに伴って 発表される作品が
どんどんどんどん研ぎ澄まされ、 深淵へ深淵へと 踏み込んでゆくような
或いは もう言葉で表現するには 人間として ぎりぎりの高みへのぼってゆくような
とにかく ほかに較べられるものがない 鋭く うつくしい緊迫感に満ちているのです。


そして、 一貫してノーブルなかたで、
陳腐な自己憐憫や 不必要な装飾が かけらも出てきません。


初めて作品を読んだときには、きっとこの文章を書いたひとは20〜30代前半ぐらいの
ひとだろう、と信じて疑わなかったので、著者紹介の欄で お歳を知って 物凄く驚きました。
こんなに鋭く張り詰めた感受性で 生きて 静謐な文章を書きつづけているひとが
実在するものなのだなあ… と 作品に触れるたび 感じます。
 文章は難解ではなく いたって読みやすく、クールで、 (ここが重要)はげしく恰好良い。
  恰好良い文章って こういうことだ。


べつにメロウな物語でもなんでもない、日常を淡々と切り取った文章だけでも、読んでいると、
どこがどう と説明できない 涙が 涌き出てきます。
   日野啓三さん すごく好きです。
| book | 01:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
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